岩国市の名所・文化
歴史を刻んだ自然の風景そのままに
先人の知恵と情熱が運だ錦帯橋、桃山風南蛮造りの岩国城、他にも魅どころ盛りだくさん。
歴史・文化
錦帯橋
日本三名橋の筆頭
延宝元(1673)年、第三代岩国藩主吉川広嘉によって創建されました。「流されない橋」を目指し、先人の知恵と情熱が生んだ錦帯橋は、巻きガネやカスガイを使った「木組みの技法」で造られた、世界的にも希少な木造橋です。
所在地 | 岩国市岩国 |
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電話番号 | 0827-29-5116(岩国市 観光振興課) |
アクセス | JR「新岩国駅」よりバスで「錦帯橋バスセンター」下車徒歩1分 |
関連サイト | 【錦帯橋】岩国市公式ホームページTOP |
鵜飼
錦帯橋上流の錦川でアユ漁の解禁に合わせて開催されます。烏帽子(えぼし)や腰蓑(こしみの)など、古式豊かな衣装に身を包んだ鵜匠が、巧みな手綱さばきで鵜を操ります。予約すれば屋形船から鵜飼を間近で見ることもできます。
鵜船に乗って鵜を操る鵜匠
岩国城
吉川広家によって慶長13(1608)年築城され、桃山風南蛮造り、三層四階に物見を置く様式でしたが、元和元(1615)年江戸幕府の一国一城令で破却されました。現在の天守閣は昭和37(1962)年に再建されたものです。最上階物見からは眼下の錦川、錦帯橋、瀬戸内海の島々の眺望を楽しめます。
所在地 | 岩国市横山3丁目城山 |
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電話番号 | 0827-41-1477(錦川鉄道株式会社 岩国管理所) |
アクセス | JR山陽本線岩国駅よりバス約20分「錦帯橋」下車、錦帯橋渡橋後徒歩5分、山麓駅よりロープウエーにて3分、山頂駅より徒歩5分 |
関連サイト | 岩国観光振興課-岩国 旅の架け橋 |
岩国学校教育資料館
当初は屋根は鉄板葺き、アーチ窓、よろい戸付、しっくい大壁塗りの和洋混こうの手法で、明治初年の学校建築の中においては特異な建物でした。その後各所の改造などもあり、昭和46(1971)年に解体修理を行い旧態に復しました。現在は教育資料館として活用されています。
所在地 | 岩国市岩国3-1-8 |
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電話番号 | 0827-41-0540 |
アクセス | 市営バス「新町バス停」下車すぐ。錦帯橋から徒歩7分 |
宇野千代生家
約300坪の敷地内の広い庭には千代の好んだモミジが多数植えられ、新緑や紅葉は格別の美しさです。また小説「薄墨の桜」のモデルになった、岐阜県根尾村(現、本巣市)の樹齢1500年の老樹「淡墨桜」に由来する淡墨桜3本が春を彩ります。
所在地 | 岩国市川西2-9-35 |
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電話番号 | 0827-43-1693 |
アクセス | JR岩徳線「川西駅」から徒歩5分、錦帯橋から徒歩20分 |
関連サイト | [山口県岩国市]NPO宇野千代生家 |
由宇稲荷神社
由宇温泉の活性化のために昭和50(1975)年に完成した由宇稲荷神社は、由宇川のほとり、静かな山間にある温泉郷のなかにあります。由宇温泉近くの朱塗りの欄干が色鮮やかな橋を渡れば風情豊かな景観の中に由宇稲荷神社があり、春には桜が見事です。
所在地 | 岩国市由宇町2846-1 |
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アクセス | 山陽自動車道「玖珂IC」から車で約15分 |
ニ井寺山極楽寺
聖武天皇の時代、天平16(744)年に玖珂郡大領秦皆足(はたのみなたり)によって建立された寺院です。真言宗に属し、本尊には十一面観世音菩薩があります。県指定の薬師堂、木造不動明王立像、銅鐘などの指定文化財が多数あります。
所在地 | 岩国市周東町上久原 |
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アクセス | JR岩徳線「周防高森駅」から車で15分 |
宇佐八幡宮のスギ巨樹群
宇佐八幡宮の境内には、スギ・ヒノキの大樹が多く、スギのうち、特に大きなものは樹高50メートル、直径1.5メートル近くあり、通称宇佐の大杉と呼ばれるものは、樹高58メートル、目通り周囲7.5メートルと巨大で、しかも老衰した様子もありません。
所在地 | 岩国市錦町宇佐 |
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アクセス | 錦川清流線「錦町駅」からバスで60分(「寂地峡入口」下車) |
宇佐八幡宮神殿
三間社流造・銅板葺で、棟札によると弘化元(1844)年手斧始めを行い、16年後の万延元(1860)年清祓並びに正遷宮を行っています。庇の繋虹梁が身舎柱上で大斗と組み合って持ちだされている手法は珍しく、年代の明らかな幕末期の作例として評価されています。
所在地 | 岩国市錦町宇佐 |
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アクセス | 錦川清流線「錦町駅」からバスで60分(「寂地峡入口」下車) |
岩屋観音窟
古生層の石灰岩から成る小さな洞窟内に安置された木造の観音像に鍾乳石の水滴が滴下し、観音像を石灰華が被って発達し、木物が石仏と化した大変珍しい仏像で、伝説では弘法大師が古木を刻んで造った観音像と言われています。
所在地 | 岩国市美川町根笠(護聖寺) |
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アクセス | 錦川清流線「根笠駅」からバスで9分 |
生見の鉄燈籠
室町時代の天文15(1546)年8月に玖珂郡山代庄生見の豪族中村安堅が安芸廿日市の鋳物師綱家に鋳造させ、先祖菩堤のために建立したものです。室町時代相応の手法が認められることから、鋳造年代、鋳工の明らかな鉄造燈籠として貴重なものです。
所在地 | 岩国市美和町渋前1846(美和歴史民俗資料館内) |
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電話番号 | 0827-96-0122 (美和公民館) |
アクセス | JR山陽本線「大竹駅」から車で30分 |