丸亀市の特産・名物
先人たちが築きあげてきた
匠の技や食文化
全国的に有名な ”さぬきうどん” をはじめ、伝統工芸品に認定された ”うちわ” など、丸亀の特産品を紹介します。
名物・特産品
うどん
香川の名物といえば何といっても本場さぬきうどん。全国的に大ブームですが、人気店は丸亀を含む中讃地域に多く集まっているといっても過言ではありません。丸亀には70店を超えるうどん屋があり、値段の安さ、手軽さから、昼時には大勢のお客さんでごったがえしています。
土三寒六常五杯(どさんかんろくじょうごはい)と呼ばれる秘伝の塩加減と、昔ながらの職人技から生まれる手打ちの麺のコシ強さとノドごしの良さは、まさに天下一品。かけ、ぶっかけ、しょうゆ、釡あげ、釡玉、ざる、などいろんなメニューが楽しめます。
骨付鳥
丸亀に来てくれた観光客の皆さんにうどんと同様、おすすめするのが骨付鳥です。鶏の骨付きもも肉をオーブン釡などで焼き上げたもので、全国的にも珍しい料理。地元の人たちにも人気で、噛みごたえがあり深い味わいのおやどりと、柔らかくて食べやすいひなどりの2種類があります。どちらも皮がパリッと香ばしく、かぶりつくと肉汁があふれ出て、一度食べるとやみつきになるかも。この肉汁にキャベツやおにぎりを付けて食べるのもたまりません。ビールとの相性も抜群です。
うちわ
丸亀うちわは江戸時代に金毘羅参りの土産物として始まり、京極藩が武士の内職に奨励したこともあり、丸亀の代表的な地場産業として発展を続けました。現在の生産量は年間約1億本、全国シェアの90%を誇り、平成9年5月、国の伝統的工芸品に指定されました。昨今のエコブームにより再び夏の風物詩として注目を集めています。
ハッサク
県内随一の品質を誇るハッサクの産地、丸亀市綾歌町の大原地区では、ハッサクを使ったハッサクゼリーを加工しています。
菊
丸亀市は菊の生産において、県下屈指の産地として知られており、特に綾歌町にある「栗熊ガーデン」は有名で、ここでは電照菊と呼ばれる夜間に照明を当て開花時期を調整する栽培方法を用いて、周年出荷を可能としています。
香川本鷹
かつて塩飽諸島や荘内半島で栽培され、絶滅が危惧されていたトウガラシ。タカノツメの一種で、長さが7~8センチと大ぶり、上品な香りと辛みが強いのが特徴です。
桃
丸亀市の北東部に広がる丘陵地帯は、春になると桃の花が一面に咲き乱れほんのり甘い香りに包まれます。花の見頃は、3月下旬から4月上旬。7月初旬から8月初旬にかけて収穫の最盛期を迎えます。
青木石
丸亀市沖の北西約11キロの距離にある塩飽諸島最大の島、広島で採掘される青みをもった御影石。明治18年3月、島内の青木浦字甲路に石切場を開いたのが始まりといわれれています。天下の名城、大阪城を築いた巨大な石もかつてこの島で採掘され、運び出されたということです。